笑うランナー健幸日記

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zoom RSS 行商の叔父さん

<<   作成日時 : 2015/08/21 19:37   >>

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母の初盆で

いろいろと自分のルーツを

考えるこの夏です


そんな中

もう数年前に故人になっている

父の弟

A叔父さんの晩年の言葉

「商いが全然面白くなくなった」

を思い出しました


前回のブログで書いたように

私の父は5歳で両親を亡くしているので

A叔父さんは両親の記憶などない

乳飲み子だったはず


親を早く無くした分

3男3女きょうだいの結束力は強く


成長をしてからは

男3人は

恵庭で事業を興していた

長男の元に集まり生活していました


陽気で明るい性格のA叔父さんは

私が小学低学年のころですから

今から60年ほど前ですが(*^_^*)

リヤカーに荷物を積んで

各家庭を回って商売をする

いわゆる「行商」をしていました

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数年後

行商である程度お金を貯め

「中泉商店」という看板で

お店を開いた当時の

華やかで得意げな叔父さんの顔が

今でも思い出されます


その後

世間の流れは

個人商店は潰れるか

コンビニに衣替えを迫られ時代が来ます


叔父さんは迷った挙句

コンビニをはじめます


それはそれで

軌道に乗り


叔父さん亡き後

私の従妹がコンビニを継ぎ

今でも営業しています


叔父さんがコンビニを始めた数年後に

しばらくぶりに会った

叔父さんの言葉が

上述した

「商いが全然面白くなくなった」

です



もりゆき

あのな


コンビニなんてやるもんでないわ


おれは

オーナーだけど

ねだんひとつ

なんにもきめられない


ぎょうしょうや みせ

やってたころは

たのしかったなぁ


じぶんで いちばへ でかけて

しいれたもんに

じぶんで ねだんつけて

しっぱいも

せいこうも

そんも

もうけも

ぜ〜んぶ

じぶんのせきにん


おきゃくさんと

せけんばなししたり

かわいいねっちゃんに

まけてやったり

しょうばいがたのしかったな


いまは

マニュアルしゃべる

コンビニの

ただのていいんさんだよおれ

おもしろくもなんともない



叔父さんの嘆きは

私たちの生き方や

商売や仕事の

喜びや価値を考えさせらる

大切なヒントが隠されているような気がします




私は

この夏も

平取町にトマト収穫のお手伝いに

貞子さんと一緒に週3回通っています

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そこで

見聞きする農業の現状にも

商店からコンビニに

業態が変化したことと同じような

問題が隠されているような気がします


平取町は近年

トマト出荷高日本一を誇る

トマトの一大生産地に成長しました


これは

最初に始めた人たちの先見の明と

生産物を出荷場でコンピューターで一貫管理し

需要と供給に応じた臨機応変な販路管理など

官民一体となった

努力の賜物であり

トマト農家の経済的向上は

目を見張るものがあります

それはそれで大成功なのです


しかし

私は農業者でもないし当事者ではないので

憶測の域を出ませんし

勘違いな言い回しになるかもしれませんが


トマト栽培で安定した農業を勝ち得た喜びと同時に


お百姓さん本来の

土地や作物や風土や気候に対する

勘や本能の減少や

成功も失敗も自分の責任という

コンビニと同じような

仕事に対する喜びを手放さざるを得ない

状況もあるのではないでしょうか


門外漢の勝手な発言なので

聞き流して下さいね(*^_^*)



私の専門の教育の分野でも

同じことが起こっているような気がします


私の若いころの学級経営は

「中泉商店」でした

職員室は個人商店主の寄合みたいなもので

個性豊かな商店主が切磋琢磨していました



こんなエピソードを思い出しました

20年ほど前

6年生を担任していた時のことです


とんでもない悪さをする子が数人いて

私にも嘘をついていた事件が判明


私はこの子たちを信じて守っていたのに

嘘をつかれていたことに落胆し

全く授業をする気が無くなりました


それで

考えた末に

子供たち全員を連れて

近くの海岸に遊びに行くことにしました

「こいつらがとんでもないことをしたので

 先生は勉強する気になれない

 今日は海で遊ぶぞ」

 歓声が上がり

これで悪さをした子も救われたのです

 彼らも

 バツが悪そうに遊んでました(*^_^*)

 
 当時の管理職も何にも言わずに

 この突然の野外学習を許してくれる時代でした


 そこには

 仕事に対する

 責任と創意工夫と自由がありました

 まぁ

 問題の多い個人商店主もいましたが・・・・


 ところが

 私が管理職になるころには

 言い過ぎかもしれませんが

 先生方は個人商店主ではなく

 コンビニのように

 マニュアル重視の

 仕事に対する自由や創意工夫を奪われ

 多様な価値観を持つ親子と対峙する

 システムで疲れ果てています


 でも

 個人商店主として頑張っている先生も

 たくさんいるので安心してね



 叔父さんの話から

 横道にだいぶそれましたが

 キーワードは

 行き過ぎたグローバル化


 課題解決は

 スモールな社会とコミニュテーの構築

 と私は睨んでいます


 本日の一句です

 叔父さんの 行商姿 ヒントだね


 トマト作業

 ハウス内なのに

 ひと夏でこんなに焼けたよ!(^^)!

 
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